知のアトリエ、古書業務にズームイン

本日02/26(水)の天気は晴れ。那須町の最低気温は-3℃、最高気温は9℃です。
まだまだ寒い日が続いていおりますが、空気が少し柔らかくなった様な気がします。
知のアトリエで生活しているヤギ達も外出しの頻度が増え、心なしか嬉しそうです。


さて、既にご存知の方もいるとは思いますが、知のアトリエでは古書の寄付を募っております。
今回は普段のヤギ日記をお休みして、古書管理の様子をお届けいたします。ヤギ成分は少なめとはなりますが、彼らが来る前……2022年から今まで行われている知のアトリエの大切な業務。どうか、最後までお付き合いください。

知のアトリエ古書業務
~寄付された本はどこへ行く~

改めて、知のアトリエでは寄付でいただいた本の出品・発送・在庫管理を行っております。
詳細につきましてはサイト内の右上「古書の寄付」をクリックしていただくか、下記のリンクより確認することができます。

知のアトリエ × NTTデータだいち 古書寄付プロジェクト特設ページ – 特定非営利活動法人 知のアトリエ

那須に届いた本は査定、状態の確認を行い、最終的にはAmazonにて販売されております。
NTTデータグループの関係者ではなくても、古書を寄付することができますので、ご家庭で眠っている本、ございましたら是非知のアトリエまで🐐
必要事項を確認した後、申し込みフォームへと飛んでいただき、本を送っていただけますと幸いです。送料はこちらで負担いたしますので、一切かかりません。

知のアトリエに届いた寄付本は、まず査定が行われます。1冊1冊を本の後ろにあるISBN(バーコード)をスキャンすることで情報を読み込み、査定します。

この段ボールの中には査定が済んだ本達がたくさん、たくさん入っています。
一箱に大体30~40冊程本が入っており、担当スタッフは箱の中に入っている本を1冊ずつ丁寧に確認し、Amazonへ登録します。本の状態、種類によっては査定額よりも高く取引されることもしばしばございます。
電子書籍の発展は著しい昨今においても、本の需要はまだまだ絶えることはなさそうです。

査定が終わった本は、担当スタッフが状態を確認します。
書き込みの有無やシミ、ヤケ、スレ……確認事項は多岐にわたります


確認事項について、一部抜粋いたしました。よろしければ、ご参考までに。

書き込み
本のページ内部によく見られる。
青ペンの他にも、赤ペンや鉛筆、蛍光マーカーが見られる。

ヤケ
本が日光によって茶色に変色したもの。左側(ヤケなしの白い本)と比べると色がかなり濃くなっているのがわかる。

色々な項目を確認しながら、本の情報を入力しています。中には判断に困るものもありますが、その際は古書業務に携わる他のスタッフと相談しながら、登録業務をすすめています。


本がどんどんたまってきました……!

スタッフが台車に本をのせていますね。どんどん本が入っていきます。

あっという間に一段目が埋まってしまいました。

わぁ……たくさん本が乗りましたね。

どこかへ持っていくみたいですね。一体どこに向かうのでしょう。

あっ!ヤギだ!

のんびりしていますね。今回の貴重なヤギ要素です。元気でなにより。
……どこにいるか、みなさんわかりますでしょうか。


そうこうしている内に、どうやら目的地に到着したようです。


※初めて見る方もいらっしゃるかと思いますので、新鮮なリアクションをさせていただきます。
しばしお付き合いください※


いきますよ……3、2、1!!

わあ~!!本がいっぱいだ!!!!

寄付された本はここにたどり着いていたんですね!
たくさんの本が奥まで並んでいます!
折角の機会です。どんな本があるのか、ちょっと覗いていきましょうか。

インターネット関係の本が多いんですかね……Amazonがすごい存在感を放っています。

民法……??すごい難しそうな本が並んでいます。百寺巡礼って何でしょう。奈良のお寺でしょうか……?

あ!ハリーポッターだ!
死の秘宝、読んだことありますか?私は映画でしか見たことないのですが、母がこの本を読んで泣いていたのを覚えています。あれだけスネイプ先生を悪く言っていた母がまるで掌を返したかのように「ほんとうはわかってた。わかってたよ」と……少々脱線していまいましたね。別の本棚に行きましょう。

かいけつゾロリ!!かいけつゾロリじゃないか!!
小学生の頃人気すぎて借りれなかった本ナンバーワン(自分調べ)が!!こんな所で会えるなんて。
デルトラクエストと同じくらい借りれませんでした。懐かしいですね。

知のアトリエには様々なジャンルの本が保管されています。
昭和の古い本や、専門書、画集まであるので、探索するとあっという間に時間が流れてしまいますので、本が好きなスタッフは読みたいのをグッと我慢して、業務にあたっています。

終わりに

寄付された本は1冊1冊、大切に保管されています。
登録が済んだ本は番号を振られ、本棚に収納した後、購入者がいればここからまた、新たな場所へ旅立ちます。

今回は古書業務の様子をお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。寄付していただいた本は私達スタッフが大切に、責任を持って管理しています。
家で読んでいない本があるけれど、古すぎて価値がないかも……と考えている方や、古本屋に売るのはちょっとなあ……と思っている方、よろしければ、知のアトリエに寄付という選択肢も、視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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来週も知のアトリエの様子をお送りいたします。
ここまでの閲覧、ありがとうございました。

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