春、命溢れて

本日4月8日の天気は曇り時々晴れ。最高気温は18℃、最低気温は1℃。少しずつ桜やハクモクレンが咲き始め、麗らかな日和を迎えています。
今回は食堂棟で管理している本の紹介をしようと思うのですが、その前に少しだけ、知のアトリエで飼育しているヤギの「ボア」についてお話させてください。

結論から申しますと、ボアが妊娠しておりました。
以前お腹の膨らみについて獣医さんに診てもらった日……食べ過ぎだろうと診断を受けましたが。妊娠だったようです。
まだ出産はしていませんが、もう2、3日には産まれてくるだろうとのことでした。
高齢なヤギのため、お産はこれが最後になります。
ボアさん自体はいつもの穏やかな調子でいるのですが、たまに息が荒くなったり、立つのが辛い時があるようです。



以前飼育していた方に連絡を取り、様子を見てもらいました。
ボアさんは出産に慣れているため、介助なしで産みお乳まで自分であげるそうです。
でそこまで心配しなくてよいとのことでしたが……やはり、心配です。

来週には皆様に母子ともに元気な様子をお伝えできたらと思いながら……!
今はスタッフ一同、そっと見守っております。

ちなみに、お父さんのツバサは今日も元気です。

あたたかく気持ちがいいのか、転がってのんびりしていました。
青草がそこら中に生えているので、どこに行ってもご飯があるのが嬉しいようです。

ヤギに関しましてはまた来週、産まれてきた子ヤギ共々お伝えしていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

今週の本

では、今回の本題である本の紹介をさせていただきます。

食堂棟で管理されている数ある古書の中から、今回紹介する本はこちらです。

SKU:572662
著者:馬場のぼる
出版社:こぐま社
タイトル:11ぴきのねこ

お腹がぺこぺこな11匹のねこが魚を見つけてみんなで捕まえるのですが、11匹で分けたら小さすぎて……。
果たしてねこ達はお腹いっぱいになれるのか!そしてちゃんと11匹いるのか!
10匹しかいない? いえいえ、実はいるのです。

絵本の古書は破れや汚れがしばしば見られるのですが、こちらの本は破れもなく、良い状態で保管されております。
ふわっとした絵柄に、どこか気の抜けたねこ達が繰り広げる小さな冒険譚は、子どもから大人まで虜になる、不思議な魅力があるようです。
作者の「馬場のぼる」は1927年(昭和2年)生まれの青森県出身。1963年に11ぴきのねこ第1作を発行。馬場さんは2001年に病で亡くなってしまいましたが、ほのぼのとした画風に、ユーモアに富んだお話は、2025年の今でも、たくさんの人から愛されています。
11ぴきのねこはシリーズになっていて、この作品以外にも「11ぴきのねことあほうどり」や「11ぴきのねことぶた」など、様々なございます。
気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回はヤギと古書の紹介を行いました。
これを書いている今でも、ボアさんがいつ産むのかとドキドキ、ソワソワしております。
次週も、ヤギと合わせて古書の紹介を予定しております。

最後にはなりますが、知のアトリエでは古書の寄付を募っております。
ご自宅に眠っている本がもしございましたら、下記リンクの内容を確認の上、ぜひ知のアトリエまで。

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