日本の歴史に触れてみよう

5月10日土曜日。本日の知のアトリエは雨模様。ところどころに水溜りができています。
予報によると、このお天気は火曜日まで続くとのこと。
GWも過ぎた休日。こんな日はお家で好きな飲み物をお供にのんびりするのも悪くないですよね。
本日は「日本の歴史に触れてみよう」ということで、知のアトリエで管理されている古書2冊を紹介していこうと思います。


知のアトリエでは現在、古書の寄付を募っておりますので、古本屋に売るのはちょっと……という方は、ぜひ下記リンクの内容を確認の上、知のアトリエまで。
いただいた古書は担当スタッフが丁寧に査定、管理いたします。

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今週の本

食堂棟で管理されている数ある古書の中から、今回紹介する本……1冊目は、こちらです。

SKU:562286
発行:島根県教育委員会
   朝日新聞社
制作:花林舎 編集室GEN
題名:神々の国 悠久の遺産 古代出雲文化展

島根県の出雲といえば、八百万の神様が年に一度集まると言われている、出雲大社が有名でしょうか。
世間では旧暦の10月を「神無月(かんなづき)」と言いますが、これは神様が10月に出雲大社へ集まって縁結び等の話し合いが行われるためです。出雲では神々が集まることから旧暦10月は「神在月(かみありづき)と呼ばれています。
古くから神々との繋がりのある出雲……。この本は、そんな出雲から出土した土偶や銅鏡、銅剣などを見ることができます。
各地の土器分布表や様々な形の土器が掲載されており、博物館を巡っているような気分になります。特に、銅鐸出土の様子は必見です。
神々の国のタイムカプセル、ぜひ手にとって覗いてみてください。

2冊目は、こちらです。

SKU:551360
発行:野間佐和子
出版社:講談社
タイトル:源氏物語の世界 ー瀬戸内寂聴と新たな展開ー

小説家でもあり、天台宗の尼寺でもあった「瀬戸内寂聴」この本は、彼女が執筆した「瀬戸内寂聴 現代語訳 『源氏物語』新装版」の完結記念に作られたものだそうです。
平安時代中期、今から訳1025年前程に書かれた物語が現代でどのように受け継がれ、語られているのか。主要人物の家系図や演劇の様子、小説内に出てくる着物等も見ることができます。
「瀬戸内寂聴 現代語訳 『源氏物語』新装版」と合わせて読むと、より一層源氏物語への理解が深まるかもしれませんね。


ここまでご覧いただきありがとうございます。
また来週、お会いしましょう📚

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